今、”私”の目の前にはどす黒い茶色のレンガで作られた構造物がある。
この中にある”何か”を取りに来たのだ。
”何かというのはなんなのかわからない。
”アレックス”は目の前の構造物を壊しながら、いや階段状に壊しながら上に登っていく。
器用である。
”私”は”アレックス”に言った。
「”あれ”ってどこにあるんだっけ?」
”何か”を”あれ”と表現し、わかっているふりをしてみた。
「スポナーを見つければいいのよ」
”アレックス”はそう言った。
”スポナー”??
当然わからないが、”何か”を手に入れるためには”スポナー”を見つければ良いらしい。
そう納得したころ、構造物の上に出た。
と同時に”アレックス”が言った。
「さぁ~スポナーはどこかしら?」
どうやらここら辺に”スポナー”と言うものがあるらしい。
”アレックス”について回って探していると”ガイコツ”の敵が弓矢で攻撃してくる。
”アレックス”は回り込み、そいつに一撃を入れると”ガイコツ”はその場で倒れた。
他にも黒いガイコツや金の剣を持ったブタ?みたいなものにも襲われた。
”アレックス”はことごとく倒してくれる。
”私”も剣を持っているのだが・・・
そうこうしている内に”アレックス”が立ち止った。
「あったわよ」
どうやら”スポナー”と言うものがあったら。
”私”はそこで”何か”を手に入れれば良いらしいとのことから、その”スポナー”と呼ばれるものの方へ歩いて行った。
が、黄色い浮遊物が見えた瞬間、”私”は燃えた!
熱い、熱いって!
程なくして炎は消えた。
飛び道具を使う敵がいるらしい。しかも炎の。
先に言ってよ・・・
”私”はまた”アレックス”の後ろに付き、燃えないように気を付けた。
”アレックス”はその黄色い浮遊物を倒していく。
「やったわ、これが欲しかったのよ。ブレイズロッド!」
何やら”何か”を手に入れたらしい。そしてそれは”ブレイズロッド”と言うらしい。
「さぁーもっと手に入れるわよ」
”アレックス”はそう言って、”スポナー”を前に剣を構えている。
しばらくすると黄色い浮遊物体が空中に湧いて出た。
と思ったら”私”の左横にも湧いたようで、また炎が飛んできた。
”私”は燃えながらも目をつぶり、剣を振り回した。
すると黄色い浮遊物体は消え、変わりに黄色い棒が浮いていた。
やった、これが”ブレイズロッド”だ。
次の黄色い浮遊物体が出てくるまでの間、”アレックス”は言った。
「体力大丈夫?ステーキ食べておきなよ」と。
そう言えばおなかが空いている、ステーキを食べておくことにした。
心なしか、お腹だけではなく体全体が元気になった気がした。
直後に目の前に湧いて出た黄色い浮遊物は目をつぶっている間に”アレックス”が倒してくれた。
もー燃えたくないと思いつつもつい、目をつぶってしまう。。。
先ほど湧いて出た黄色い浮遊物を倒した後に”アレックス”が聞いてきた。
「ブレイズロッドは何本持ってる?」と。
”私”は先ほど手に入れた黄色い棒を数え、「2本」と答えた。
「私のと合わせて十分ね」
そう言って、アレックスは踵を返すと元来た道を戻っていた。
??
”私”は置いていたかれた事に気づき、ダッシュで”アレックス”を追いかけた。
こんなところに置いて行かれたくない。
必死に追いかけるも追いつかず、躓きそうになったので飛び上がったら普通に走るより早いことに気づき、その後もピョンピョン飛びながら”アレックス”になんとか追いついた。
が、急激にお腹が空いたのでステーキを食べたらまた置いていたかれた・・・
どうも、来た道を戻っているようなので、”アレックス”の後ろ姿が見える範囲で後ろについて戻ることにした。
しばらく戻ると、”アレックス”は先ほど来た道とは逆の方向に曲がっていた。
焦った”私”は見失わないように必死について行った。
ついて行ったその先には青い不気味な森が広がっていた。
「今度はここでエンダーマン狩りよ」
”アレックス”はそう言った。
続けてこうも言った。
「エンダーパールを集めないとね」
”エンダーマン”を狩り、”エンダーパール”を集めると。
なんとわかりやすい解説、ありがとうございます!と心の中で思いながらも、また燃えるのかな~いやだな~と考えていた。
と考え終わったかどうかのタイミングで黒い手足の長い何かが目の前に現れた。
ひぇっ!
声にならない声を上げ(いや、声はでないんだが)、固まった。
”アレックス”は向こうの方で何かやっている。
これが”エンダーマン”か?
仕方がない、また目をづぶりながら剣を振り回した。
が、当たった感触が無い。
恐る恐る目を開けると、先ほどの”エンダーマン”らしき黒い長い何かは少し遠くに行っていた。
少し安堵するのもつかの間、またこちらにやってくる。
今度はきちんと当たるようにだいぶ前から剣を振り回していた。
当たるかどうかのところで”エンダーマン”はワープした。
だから当たった感触がなかったのか。
でもこれでは倒せない。
またこっちに向かってくる。
逃げられる前に攻撃できるか?試しに突っ込んでみた。
”私”に攻撃が入り、”エンダーマン”はまた逃げて行った。
痛い・・・
どうしたいいのか?
ふと”アレックス”を見ると頭ギリギリの高さのところに居る。
しばらく見ていると、”エンダーマン”が”アレックス”のところまでたどり着けずに”アレックス”の攻撃がたまにヒットしていた。
”私”も見よう見まねで頭ギリギリのところに入り、”エンダーマン”を待った。
そして”エンダーマン”が近寄ってきたところで剣を振り回すと見事にヒットした!
これを繰り返しているとようやく”エンダーマン”を倒せた。
倒せたが、”何とかパール”は落ちていない・・・
仕方が無いので、また”エンダーマン”が来るのを待った。
3回ほど倒したとき、緑色の丸いものが宙に浮いていた。
これが”何とかパール”か!?
そう思い、ポケットにしまった。
そして”アレックス”の方を見ると、今度はボート?に”エンダーマン”を載せている??
”アレックス”はボートに乗った”エンダーマン”をタコ殴りにしていた。
あれに乗っているとワープできないのか?そう理解した。
その後、”アレックス”が言った。
「エンダーパールは何個集まった?」
”私”は言った。
「1つです」
なぜか少しかしこまった言い方になってしまた。。。
「えっ!まだ1つ!?」
不満そうな”アレックス”。申し訳ない。
「でも、私は結構集めたからもういいわね」
”アレックス”は頼りになる。
というか、”私”が頼りなさすぎる・・・
目的のものは集まったらしく、”アレックス”は「帰るわよ」と言って元来た道を戻っていた。
ようやく地上(?)へ戻れるのか?
と言うか、今更ながらここはどこだ?地下か??
訳が分からないのは相変わらずだったが、”エンドラ”を倒すことに一歩近づいた気がした。
しかし、”エンドラ”を倒すのはここでの戦いよりももっと大変だと言うことに当然気づくはずもなかった。